大人になるとは纏まること
卒業パーティーにて。
3月末のことですが、大学のゼミの先輩を送るパーティーのようなものがありまして、久しぶりに色々と考える機会になりました。
忙しない受験勉強から解放された余韻に大学入学後丸2年経った今ですら浸りっぱなしの生活なのですが、自由な波に乗っていると大学卒業後有無を言わせず一般企業に就職させるというかする風潮に疑問というか納得できずにいました。
もっと輝いた未来は他の場所にあるのではないかと。
世の中を見ると様々な商品やサービスが存在していて、その恩恵を毎日享受、消費しながら我々は生きてます。
当然ながらそのような商品は数多ある企業により供給されています。
そのため、消費者である私たちはお金を稼ぐ手段として何らかしらの商品においての供給側になる必要があり、社会人になるとはそういうことであるのです。
そういった事実を前にして、現実的に考えて安定して楽とは言わずとも、多少の我慢をすれば生きていけるだけの収入が見込める仕事があるなら、それを選ぶ人は少なくないはずである。無難な選択であることに間違いない。
20歳にもなると大学卒業後の将来を考える時期でもあり、後々結婚をし、家庭を築くのであれば是非とも一般企業に就職してサラリーマンをやっていきたいと思う。
しかし、結婚できないもしくは、しない人生であった場合どうだろう。そんな無難な道に幸せはあるだろうか。独り身で生きていくのならいっその事、自営業でほどほどに生きていくのも楽しそうだ。業績悪化のリスクはすべて自分が負うため、だれにも迷惑を掛けないで済むし道連れにすることもない。
そう、言いたいこと、進路の判断をしかねる原因は不確実な将来の結婚にあるのです。
話は戻りますが、今回のパーティの主役である私の2学年上の卒業生の方々も全員の確認はしていませんが、聞いた限り全員が企業に就職するみたいなのです。
生きていくことには選択し判断し続けることが迫られますが、またそれを惑わすのはいつも不確実な要素です。目に見えるものを信じて、10年、20年後に振り返って後悔のないように、毎日を大切に、誠実に生きていきたいと思います。