基本情報技術者試験にギリギリで合格した話
今年4月に受験した基本情報技術者試験に合格したお話です。
1.基本情報技術者試験(FE)とは
基本情報技術者試験(Fundamental Information Technology Engineer Examination)は経済産業省が行う国家試験「情報処理技術者試験」の一区分のことです。
「情報処理技術者試験」は下図のようになっており、中でも基本情報技術者試験はベンダにとって最も基本的な知識と技能が問われる試験です。
2.試験の動向と受験する意味
基本情報技術者試験の試験自体の目的は高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を認定することです。
この試験が始まった当初は、アルゴリズムやプログラミングの問題が割合多く出題されるような理系向けの試験だったみたいです。
2008年以降から試験形式が変更され、マネジメント分野から多く出題されるようになったり、プログラミングの出題数が1題に減ったりなど理系向けの試験から文系有利な試験になりました。
文系である僕には喜ばしい出来事だと思えそうですが...
しかし、逆に言えばアルゴリズムやプログラミングについてあまり理解していない人でもこの資格を保有しうるということです。そのため、理系か文系かでこの試験の価値は変わってしまいます。
理系出身者の場合、この資格を持つことで企業のマネジメントやマーケティングにも一定の知識があることをアピールできるので、文系出身者と比べた際の見られ方には違いがありそうです。
以上のことを踏まえた上で、僕がなぜこの試験を受験したかというと、文系でありながら情報系のゼミに入っていることとその活動の証明をする一つの証拠として残したかったわけです。
まあいえば、就活の面接のお話づくりのためです。(笑)
3.学習期間と教材
僕が申し込みをしたのは2月初旬でしたので、約2か月間の勉強で合格したことになります。これは大学で情報系の授業を履修して、ある程度の予備知識があったのでそこまで詰めて勉強しなくても合格することができました。資格試験の特性上、そこまで深い知識を問われるものでなければ、広く浅く勉強して合格ラインの6割を超えるということはよくあることです。
実際にITの分野で働きたいなど、実務で必要ならば徹底的に勉強するべきですが、僕の場合はそういう目的ではなくとりあえず資格という形が欲しかったのでサラッと勉強するだけに留まりました。(良くないけどね!笑)
僕が購入して使ったテキストはこの一冊。
イラストがたくさん使われていて、感覚的にわかりやすい。
説明が不十分とか、内容が狭いなど批判もありますが、合格ラインを超えることはこれでも可能でした。
さすがに問題形式を知らずに受けるのはあれなので、過去問をこちらのサイトからダウンロードして昨年分だけ解きました。
4.試験結果
最後に、こちらが試験結果でございます。
恥ずかしいくらいのぎりぎり具合ですね。笑