ストレートネッカーのブログ

私立文系の大学生(ハタチ) 主に映画、アウトドア、語学、禁欲について書いています

映画カンソウ記 vol.3 『エクス・マキナ』

 

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1.あらすじ

人間か、
人工知能か――

検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった・・・(映画公式サイトより)

 

2.観た日時
2017年5月28日
 
3.カンソウ
46億年前に地球を含めた太陽系が生まれてから様々な生物の絶滅を繰り返して、約3万年前に現在の人類が誕生したといわれている。
 
2世代くらい前の自分の先祖は人伝いでも、写真を通してでもその存在は感じられるが、それ以上遡って100年も前になるともはや分かりようがない。
 
歴史として伝承されたものに間違いは付き物だが、過去を一様に定義しておくことはその正確さのためというよりもある種神話やなにかの教典と同じような意味があると思う。
 
この映画では、ブルーブックという検索エンジンから集めた人間の衝動的、感覚的、かつ不完全な思考をAIに搭載することで、これまで超えることができなかった自意識の壁を突破する。
 
ブルーブックの開発者であるネイサンはそんなAIに淘汰されていく人類の未来を回想する。
 
地下から一度も出たことがないAIはケイレブを唆かし恋愛感情を抱かせることで脱出を図るのだが、そこには人間が抱く感情の矛盾や不完全性が顕著に表れる。
 
あらゆる人間の思考や欲望を知り尽くしているAIに対して人間はどうして恋愛感情を抱かずにいられるか。人間と見分けが付かなくなった無機質なロボットと人間の違いはどこにあるのか。
そんなことを考えさせられる映画でした。

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